まずは運行管理者として、タクシー乗務員の健康状態を把握し、安全な運行を守ることが重要です。主な業務は、体調や酒気帯びの有無を確認する乗務前・後の点呼、日報のチェック、車両の確認、予約の確認、売上管理、事故やクレームの対応などになります。
そのほか、タクシー乗務員に代わってLPスタンドへガスの充填に行ったり、新規タクシーチケットの問い合わせ対応をしたりすることもあります。タクシー乗務員が気持ちよく働けるように、管理者として雑務だけでなくメンタル面からもサポートしていきます。

最も大切なのが「聞く力」です。売上に関することから働き方のこと、家庭環境のことまで、タクシー乗務員からさまざまな悩みや相談が寄せられます。こうした声に耳を傾けて、適切な指導や助言を行います。
高齢者の活躍が目立つタクシー業界では、自分が担当する課のタクシー乗務員が人生の先輩であるケースも多いです。頭ごなしに伝えるのではなく、相手の気持ちや立場を考慮しながら、対応します。

自分が担当する課のタクシー乗務員が、成長していく姿を見られることが一番のやりがいです。タクシー乗務員の仕事は、メンタルによって売上が左右するケースも多いです。モチベーターとなって活躍できるようにサポートしていけば、自然と結果がついてきます。目先の数字を追い求めるのではなく、健康と安全の管理が重要であることを忘れないように心がけます。