タクシー乗務員を管理するのが営業所課長なら、支配人は営業所課長が正しい指導や管理を行っているか、業務遂行状況を把握し統率するのが主な業務です。
営業所課長から日々の出来事やタクシー乗務員の勤務状況などについて報告を受け、日々安全かつ快適な運行がなされるよう、適切な対応策を提示します。万が一、事故やクレームがあった場合には、その内容を確認し、本社へ報告。本社と営業所をつなぐパイプ役として、会社の方針や営業所の状況を双方に伝えていくのも役目です。ここぞという時はタクシー乗務員の指導や相談に乗ったりします。

営業所を「俯瞰する力」が求められます。特定の人に肩入れするのではなく、公平性を重んじ、フラットな姿勢で接することや客観的な視点から指示を出すことが大切です。全員が同じ意識や目的を共有し、一つの組織として機能させるために、コミュニケーション能力、リーダーシップ、責任感なども求められます。

なんといっても営業所を一つにまとめ、事故ゼロや売上など、あらゆる目標を達成できたときでしょう。組織のリーダーとしてそれぞれの成長も後押しできる、やりがいのある仕事です。